「ギター殺人者の凱旋」・・・
これは、ジェフ・ベックの代表アルバム「Blow By Blow」の邦題である。
最初このタイトルを聞いた時は、どうすれば、「Blow By Blow」が、
「ギター殺人者の凱旋」なるのかと思ったものだが、
一応、ちゃんとした理由はあるらしい。
なんでも発売当時、レコード会社本社から
日本の発売元へ送られてきた資料に書かれていた、
宣伝文句の一節に由来しているということだ。

過去の洋楽アルバム、又は洋楽曲に対する
独自の邦題タイトルの歴史を振り返るとなかなか面白いものだが、
このアルバムは、その中でも特に有名な一枚だろう。
最近では、英語に対する昔ほどの違和感がなくなった分、
そういった独自の邦題がつけれられる事もなく、
洋楽のタイトルそのままで宣伝されれることが多くなった。
ファンにとっては、ミスマッチで恥ずかしい邦題をつけられなくなって
自分の好きなアーティストを傷つけられず一安心・・・かも知れないが、
しかし、一方で曲のタイトルの意味はわかっても、
感覚的にピンと来るものが無くなってしまうというマイナス面もあると思う。
確かに、「Blow By Blow」の場合、
全編ロマンチシズムに溢れたインスト楽曲で占められた中身を考えると、
”ギター殺人者”といったイメージは、間違いなくミスマッチなのだが、
こうした邦題をつけてしまうダイナミックな発想自体は、
日本の音楽業界の一つの文化として
残っていった方が、絶対面白いと思うのだが・・・どうだろう?
曲は、「ギター殺人者の凱旋」から、
スティービー・ワンダー作曲のアルバムの代表曲「哀しみの恋人達」・・・
Jeff Beck ”cause weve ended as lovers”

コメント (4)
邦題はあった方がホント楽しめますね。
フランクザッパとか昔はすごいのがあったようだし、シカゴの「長い夜」とか、もともとの曲名よりもいいのではないかというのもあるし、話していて「Can't Take My Eyes Off You」といってもわからないのが「君の瞳に恋してる」でわかったりするというのもあるし、曲やアーチストを知る何かしらのとっかかりになるのではないかと思うのであった方がいいと僕も思いますね。
投稿者: もりっく | 2007年10月28日 01:01
日時: 2007年10月28日 01:01
フランク・ザッパで有名なのは、確か「ハエハエ・カカカ・ザッパッパ」や「ザッパの ○(まる) △(さんかく) □(しかく)」なんてのがありましたよね。そういえば、ウチのライブラリーには「オレのギターを聴いてくれ」なんてのもあります。
最初みた時は、なんじゃこりゃ!でしたが、でもある意味ザッパっていうアーティストの持っている特異性や彼独特のユーモア・センスを端的に表しているんじゃないでしょうか。
自分は、ローリング・ストーンズの"Let's Spend Night Together"の邦題「夜をぶっとばせ!」なんて曲のイメージからずれてる気がしないし、ストーンズらしいやんちゃなイメージを持たせてもくれて、すごく気に入ってますね。
投稿者: ヨコタ | 2007年10月29日 02:05
日時: 2007年10月29日 02:05
邦題はやっぱり味があります。
このジェフ・ベックの邦題にしても、ストーンズにしても、ザッパにしても。
近頃は邦題を言ってもわからない若い人も多くなってきているからなんとなく残念ですね。
投稿者: もりっく | 2007年10月30日 01:34
日時: 2007年10月30日 01:34
やっぱり言葉って、単に意味や情報を伝えるということ以上に、感覚を通じ合わせるためのツールだと思うので、自分が頭の中で考えるのに使ったり、コミュニケーションするのに使っている母国語の方が馴染むということでしょうね。
投稿者: ヨコタ | 2007年10月30日 13:25
日時: 2007年10月30日 13:25