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”阿賀に生きる”を観る

”阿賀に生きる”は、1992年に公開された、
新潟県阿賀野川の川筋に生きる人々の生活を描いた
ドキュメンタリー映画だ・・・



監督をはじめとした7人のスタッフが3年間、
阿賀野川で共同生活をしながら撮影されたこの映画は、

1992年の公開当時から、
国内外問わず高く評価され数々の映画賞を受賞し、
TVのニュース番組でも取り上げられるほどの話題作だった。

自分も頭の片隅で気にし続けながら、
ずっと観る機会がなかったが、
念願かなって、ようやく今日観る事が出来た。


今更ながらだが、ドキュメンタリーが、
現実の素材を再構成した「フィクション」であるということは、
この映画を作った佐藤 真監督も仰っていること。

しかし、それでも、昨今TVで良く観られるような、
制作者が意図的に作った美談を押し付けてくるような
(時には、ヤラセも厭わない)

手軽で安っぽいドキュメンタリーとは、
一線を画している本物のドキュメンタリーだという事が、
この作品に関しては言うことが出来る。


阿賀野川に垂れ流された有機水銀によって
引き起こされた新潟水俣病の問題や
その元凶となった昭和電工の衰退による過疎化の問題といった、

重い社会問題も、あくまでも阿賀に生きる人々の
生活のバックグランドに見えて来るものとして扱っている所に、

被写体となる人たちの生活を
安易に偽善や押し付けといった意図に沿って
捉えるようなエセ・ドキュメントにはない、

真のドキュメンタリーを作ろうとする
制作者の真摯な気持ちが現れ、リアリティが生まれている。

又、ドキュメンタリーとは何か?フィクションとヤラセの違いは何か?
そういったことを、色々と考えさせられる。


某国営放送のマンネリ化したワザとらしい演出に
簡単に酔えるほど、自分ももう若くないので、
こういった良作を久々に観れる事はとてもうれしかった・・・

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コメント (2)

yumi:

以前1回amor fatiのライブを拝見した者ですが、
覚えてもらえてたらうれしいです。
某モバイルサイトで、外部ブログでも新着で表示されるようになったみたいで
『阿賀に生きる』の題名を見て飛んで来ました。

今映画館で佐藤監督の特集上映をやっているのですが、
そちらでご覧になったんでしょうか?
私は『阿賀に生きる』は観ることができず、
続編の『阿賀の記憶』を観ました。
前作を観ないでいきなりだったので、わからない部分も多かったんですが、
「記憶」がテーマになっているそうで、アート系ともとれる抽象的な内容で、
それはそれで作品として成り立っている感じでしたが…

「阿賀に生きる」はいつか観てみたいです。

ヨコタ:

yumiさん、こんにちは!

映画の事が縁でこうしてライヴを観て頂けた方と
ここでコミュニケーションが取れる事は、大変うれしいです!


映画は、たまたま自分が良く利用している公共施設の
毎週行われている上映会で観る事が出来ました。

内容は、名作の名に違わないもので、
自分は、老夫婦が小さな事で
ケンカ仕合ながらもお互いを気遣い合う、
C3POとR2D2のようなやり取りに
笑わせられながら、ホロリと来てしまいました。


それと、「阿賀の記憶」のことは、今回「阿賀に生きる」について
調べているときに、初めて知りました。

イランのアッバス・キアロスタミ監督も
「友だちのうちはどこ?」(これも素晴らしい映画でした)を撮った後に、
後日談的に、「そして、人生はつづく」といった
半ドキュメンタリー映画を制作したことを思い出しましたが、
それに、ある意味近いのかもしれませんね。


ここからは、何かブログ本文の続きになってしまいますが・・・


多くのメディア関係者にも、
この辺の作品は観て欲しいところですよね。

一つの作品を完成させるために
素材を再構成していった結果、生まれるフィクションと、

結果のために演出と称して
自らが意図的作り出すフィクションは、

質的にちょっと違うものという事を肌で感じることが出来ますから。

最近のTV番組は、ドキュメンタリーというものが、
完全にノンフィクションに成り得ないという事を盾にとって、
いい加減な事をやり過ぎに見えるんですが、どうでしょう???


ということで、長文になってしましましたが、
映画の方は、ご覧になることがあれば、
また感想でもお知らせ下さい!それでは!

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