現在、NHK-BSでは、今年没後20周年となった、
手塚治虫の特集番組を順次放送している。
自分も当然、手塚作品には多大なる影響を受けている一人だ。
思えば、10代に入ってすぐ、つまり、小学生高学年ぐらいに
たまたま読んだ作品、短編集”クレーター”が、
本当の意味で手塚治虫という作家にのめり込むキッカケだったと思う。
それまで持っていた手塚治虫作品に対する肯定的な印象とは、
真逆と言っていいような救いのない結末が描かれた話が多く
とても衝撃的なのだが、目を背ける事が出来ない魅力を感じたのだった・・・
以来、”火の鳥”や、”ブッダ”、そして、
ちょうど連載が終わったばかりだった”アドルフに告ぐ”など、
人間の内面性を残酷なまでにえぐり出したような、
そんな作品を探しては、読み漁ったものだ。
当時は、まだ先生も現役で活躍しておられ、
黒い表紙で御馴染みの手塚治虫全集も刊行途中だったこともあり、
先生の全キャリアを一度に年代を追って
振返る事が出来るような資料は
現在のようには、多くなかったのと思うので、
どんな作品があるのか?そして、自分が読みたい作品が
一体どれにあたるのか?を探し当てるのにも苦労した・・・が、
しかし、それがまた楽しみでもあった。
一つ一つの思い出に残っている作品について
ここで感想を書こうとすればキリがないのだが、
今回のBS手塚治虫特集をキッカケに、
何かここでも書いてゆけたらなと思っている。
前川陽子 ”リボンの騎士”(作曲:冨田勲)

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