リーガ・エスパニョーラ 第16節
レアル・マドリー 1-3 バルセロナ
試合の立ち上がり、これ以上ない最悪のタイミングで、
バルデス、久々の大ポカを見せて、相手にゴールをプレゼント。
世界中のバルセロニスタが一斉に動揺した事と思うが、
そこから崩れる事無く何とかギリギリで試合を安定させたバルサ。
今思うと、まずそこが勝利への一歩だったのかもしれない。
そして、前半中に1点返せた事も大きかった。
しかも新戦力であるサンチェスのゴールというのも良かった。
その後、後半に入り変則的な3-4-3とシフトさせた采配から
2得点をたたき出し、結果、1-3の勝利。
レアルにとっては、勝ち点を少なからず上回り、
文句のない強さで好調を維持し続けていただけに
かなりショックな敗戦になったと思う。
実力のあるチーム同士のビッグゲーム程、チーム哲学の差というか、
その成熟度が勝敗を分けるように、自分には見て取れた。
まさに、バルサは一日にしてならず・・・といったところか。
一方、今のレアルには、常にピンチなった時に立ち返る事の出来る哲学や
魂となってチームを引っ張るプレイヤーが存在していない気がする。
正直、ラウールのようなクラブの魂となるプレイヤーや、
又は、グティ(問題は多かったが)のような生え抜きがいたら、
今回、ロナウドが外した2回のチャンスや、
イグアインが押し込めなかったチャンスのどれかは、
絶対、ゴールに結びついていたように思うのだが・・・どうだろう?
今のレアルの心の拠り所と言えば、モウリーニョのみ。
それも、彼が強気のヒール役となった時に限るので、
ロナウドが、チャンスを絶対にものにして、
ピンチのチームを鼓舞する存在に成長でもしない限り、
再び、モウリーニョは舌戦を仕掛ける悪役の立場を
取らざるを得なくなってくるのでは・・・という気がする。
しかし、勝ち点では、レアルはまだリードを続けている。
バルサは、今後も負けはおろか引き分けも許されない状況が続く。
リーガが、どうなってゆくのか、
ファンにとっての楽しみは、まだまだ続きそうだ。
<追伸>
そういえば、予想していたセスクの大爆発・・・まではなかったw
もちろんゴールは、さすがの一発だったけどね。
やっぱり、ゲームメイクという意味では、
メッシ、シャビ、イニエスタだったかな。
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