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テレパス君を知ってるかい?

先ほどたまたまNHKの9時のニュース「ニュースウオッチ9」を見ていたら、藤子・F・不二雄先生のSF短編集に関する特集が流されていた。

先生のファンなら、もうご存知かもしれないが、藤子・F・不二雄漫画でいうSFは、「SF(スコシフシギ)」をテーマにした先生独特の世界観で描かれるSFだ。

それらのSF短編集は、これまで何度か装丁を変えたり、文庫サイズになったりと形を変えているので、自分もかなり分厚い短編集を3冊読んでいるのだが、どれだけ網羅出来ているのかわかっていない。

その自分の読んだ範囲で何が面白かったか思い返そうとして、今浮かんだのが「テレパス君」というお話。


主人公の少年がある日突然人の心の声が聞こえるようになる。最初は、友人たちの普段は聞くことのできない心の声を聞いて面白がっているのだが、そのうち主人公の少年に対する不満が聞こえてきて、その友人たちと一緒にいるのが苦痛になってきてしまう。

そうして半ば家出のように家を飛び出し、一人空き家の屋根で寝転がっていると、知らぬ間に心の中に誰かの声が聞こえて来て会話をはじめる・・・・

少年が「戻りたくない、みんなオレのことを心の中で散々悪く言っている。オレを嫌ってるんだ」というと、その声は「じゃ、君は人の事を悪く思ったことが一度もないのかね?」と質問してくる。

少年が「どうかな、そういわれると自信ないなと」と答えると、次に声は「完全な人間なんていないんだ。誰かが誰かに不満を持つなんてざらにあることさ、かと言って、その人を嫌っているということにはならない」、

さらにこう続く「不満は口に出されないまま忘れられ・・・・穏やかな人間関係が続けられる。人の心の奥底まで掘り返すのは、そうする方が悪いんだ」こう答える。

結局、この声の主は、主人公と同じような老人のテレパスで、自分と同じ境遇で苦しんでいる少年を教え諭したというオチ。この後、確か主人公のテレパスはなくなって終わったと思う。


しかし、この老人のセリフがグッと来る。誰かが誰かに対して不満を持っているなんてのは当然なこと。人間それぞれ違った条件、環境で生まれ育っているわけで、例え夫婦間であっても許せない事があるものだ。

問題は、そういった心の闇を掘り返す事にあると。確かに、人は誰かから嫌な思いをさせられれば、その人に対し不満を持つ。しかし、同時に、その人との間に良い思い出があったり、好きな部分、認めている部分もあったりして、おそらく本人さえも相手に対する気持ちなんて、完全に把握など出来ないだろう。

それなのに、自分が不満を持たれたからといって、相手に自分を無理に認めさせようとしたり、強引に問い詰めたりすると、そうされた方もワケがわからなくなって、終いには本当に嫌になってしまったりするなんてことは良くあることだ。

そうならないためにも、主人公の少年が「自分も特別嫌いじゃない人に対してだって不満を持っている」事に気づいたように、相手の心の闇に恐れを抱く前に、自分の心の闇を正面から捉え、受け入れられるようにならなくてはいけないのかも知れない。

そうすれば、誰かに多少嫌な気分にさせられても、あぁお互いさまだよなと受け入れる事が出来るようになるだろう。それが心の平穏を保つために大事なことだと自分は思っている。


”はじめてのチュウ” あんしんパパ

この歌っている「あんしんパパ」って、「安心」のことだと皆思ってない?実は、歌っている人のお子さん2人の名前から「あん・しん」をとって「あん(ちゃん)しん(くん)のパパ」という事らしいよ。


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