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簡単なんだ、ルールってものは

☆☆☆2013 YouTube Movie Best 5☆☆☆

今年はインドネシアで年越しをする事になっている。朝のブログでも書いた事だが、この暑い最中に1年を振り返る作業を行うというのも何だかしっくり来ないのだが、ベスト動画を振り返りつつ、又、自分の気持ちと向き合いながら書いてゆこうと思う。

第5位

”YES MY LOVE” 矢沢永吉


"アルバムは持ってないけど尊敬してる人"2013/11/24up!!!


「簡単なんだ、ルールってものは。小学生の頃に憶えたことだけだ。借りたら返す。それを、守るってだけのことだ。」

〜『アー・ユー・ハッピー?』矢沢永吉より


インドネシアに来る際に持って来た本が二冊だけある。一冊は、山本周五郎の作品から名言を集めた語録集『もう泣き言はいわない』、そして、もう一冊が矢沢永吉の『アー・ユー・ハッピー?』

どちらもすでに過去に既読済みだが、『もう泣き言はいわない』は時々適当にページを開いては目を通しているので、生活を変えても励みになってくれるだろうと思い持って来た。『アー・ユー・ハッピー?』の方は、こちらへ出かけてくる前にふと目を通していたら止まらなくなりそのまま持って来たという感じだ。


矢沢永吉と言えば今でも多くの人たちのバイブルとなっている『成りあがり』の方がピンと来る人が多いかもしれない。しかし、自分は永ちゃんがロックンロール・スターとして成り上がる過程よりも、スターとなり大人の男として、その後、永ちゃんがどうなったかが描かれている『アー・ユー・ハッピー?』の方が数段好きだ。

考えてみれば、人間誰しも大人になってからの人生の方が、若者として生きているよりもずっと長い訳で、もちろんを夢をつかむまでの話も良いのだが、大人として社会とどうやって付き合って生きているのかという話の方が自分は興味深い。

例えば「そして、王子様とお姫様は末永く幸せに暮らしました・・・」おとぎ話ならそれでいい。でも、人にとって必要な話はその先なんだと思う。


本の内容は、オーストラリア事件と呼ばれている31億円という莫大な負債を負った詐欺事件の顛末、アメリカ進出の失敗と再生、その他、ビジネス面で独立してゆく上での様々な戦い等で、

そういったエピソードから感じられるのは、一般的なイメージ、成り上がった派手なロックスターというものではなく、有能なビジネスマンとしての矢沢....いや、というよりも、真面目な、本当に至って真面目な男が、人として当然の筋を通して生きて来た姿だ。

大人になって世の中に出れば、人として当り前のルールがなぜかねじ曲げられている時がある。というか、そういった事の方が多い。しかし、なぜかそういった状況に人はNOと言えない。

おそらく人の心なかにある、ちょっとぐらい楽してもいいだろ、ちょっとぐらい周りの人に甘えても許されるだろう、自分より悪い奴なん一杯いるからこのぐらい大丈夫、皆やってることだから...といった甘えや弱さ、ダラしなさが少しずつ積み重なって、おかしいなと皆が思っても、NOと言えない状況が出来上がってしまうのだろう。

永ちゃんは、そういった状況に対して、簡単ではなかったと思うが、それでも単純にNOと言って当り前のスジを通して来た。そういった、実は危険な行為を、大人として当然だろという態度で、常に気持ちを張りながら貫いている所に、矢沢永吉という男の気品というか気高さを感じる。


「日本のマスコミには最低最悪の連中がいる。そんなやつらに、お世話になりますと、つるんでこなかったから、いまの矢沢があるんだ。」


この台詞、最低最悪の連中とは組まないなんて事は、人として誰でも理解出来る当り前のことであるはずなのだが、おそらくマスコミとの関係をなぁなぁにしてズルズルと芸能活動を行っているような芸能人には決して言えないだろう。

確かに、自分とは関係のない他人に対して、当り前のルールを守れと言うことは容易い。しかし、自分が帰属する社会で、そう言うのは難しい。

なぜなら、自分もその社会を担っている一人なわけだから。周りに対してだけではなく、自分に対してもNOといって、自分から率先して変わってゆかなければならないからだ。

この時に、大方の人間は逃げる。面倒くさい、周りからはみ出して立場がなくなる、孤立するのは嫌だと言って。


当り前の事で言うのも恥ずかしいが、自分は、永ちゃんにはとてもなれない。しかし、少しずつでも人として誰もが理解している「簡単なルール」を貫ける人間になりたいと思っているのだ。

もし、そんな生き方が出来れば、いつか永ちゃんも自分に言ってくれるかもしれない。「オマエ、なかなかカッコいいよ。そんな生き方もいいんじゃない?」

そして、自分も皆に訊きたい。今年、1年どうだった?納得して生きてこれた?

「アー・ユー・ハッピー?」

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