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黄金の月

スガシカオがデビューして街中で『愛について』が頻繁にかかるようになったのは、自分が学生の時だったと記憶している。『黄金の月』を初めて聴いたのは、それから又数年先のことだが、その歌詞の内容にスゴく共感できるものがあった。

こういった曲が、彼の音楽的成功によって世間に知られ、名曲として日本のポップス史に残り審美眼を持った音楽ファンに支持され続けていることは大変素晴らしいことだと思う。

多くのミュージシャンが、夢を追いかけること、その過程に生まれる輝きや希望を歌うことを当たり前のことにしているのに対して、『黄金の月』は、夢を失った後の世界を描こうとしている。

希望を失った後、夢を失った後の世界を世間に対して歌えている人は、どうしても限られているものだ。なぜなら音楽に携わっていて絶望した人間が音楽を続けるためには、成功やお金、地位、名誉・・・

そういった生々しい欲望とは全く関係のないもの、もっと崇高な意味を音楽の中に見いだせていなければならないはずだからだ。

身ぐるみを剥がされても、人に馬鹿にされ、笑われながら、後ろ指をさされても、歌う理由を持っている人だけが、絶望の先に生きる意味を音楽の中に描く事が出来る。

多くの人の目には、若さや華やかさ夢や希望に単純に酔う事にしか人生の意味がないかのように世界は映って見えているもの。

しかし、『黄金の月』は、失ったからこそはじまる本当の人間の生というものを教えてくれる、世に数少ない歌を代表する一曲だと思う。


"黄金の月" スガシカオ

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